NICE 電子申請オプションの概要

NICE 電子申請オプションは事前申請から本申請まで、いつでもどこからでも申請が可能になります。
国土交通省の推進するBIMの普及と令和3年1月から施行された押印手続きの見直しにより、従来の文書での申請に変わるスタンダードな申請の形になりつつあります。

NICE 電子申請オプションの特長

  • 01 幅広い利用用途と申請受付の24時間化
  • 02 申請データ連携による入力手間の削減
  • 03 ニーズにあわせた画面構成
  • 04 フレキシブルな運用
  • 05 多彩な連携機能

01幅広い利用用途と申請受付の24時間化

事前審査のみのご利用から、本申請まで幅広くご利用できます。
夜間・休日・申請地を問わず申請が可能となり、新規顧客の掘り出しにも貢献します。
そして押印手続きの見直しにより、ますます申請者からのニーズが高まっているシステムです。

02申請データ連携による入力手間の削減

申請者が作成した申請データをシステムへ直接読み込むため、今までの手入力の手間を省くことができます。
確認申請プログラム(申プロ)データに加え、ARCHITREND ZERO(福井コンピュータアーキテクト株式会社)の「WEB申請書作成ツール」で作成した電子申請データの読込も可能です。
性能評価・適合証明も電子申請オプションをご利用することで、申請データをシステムへ直接読み込むことができます。

03ニーズにあわせた画面構成

各種申請書の項目を直接入力することで申請書データを作成することができます。
また、申請書に則った入力順として入力ミスも起こりにくい設計にしています。
申請者は申請中の物件を一覧で管理することができ、進捗状況も見ることができます。
質疑応答はチャット形式のため直感的な操作ができ、対話に近い感覚でコミュニケーションが図れます。
また、機関側の操作画面は従来の確認検査受付システムと同じ操作ですすめることが可能です。

申請書作成・申請
申請書作成
事前相談
本申請
申請書作成・申請画面

各種申請書の入力項目をブラウザに直接書き込み、データを作成できます。申請書に則した入力順になっており、入力漏れが起きにくい構成です。また申請者でも関連する人物のマスタ登録が可能になっています。委任状や建築工事届などの申請書以外の帳票はExcel 出力から作成でき、申請データに入力された項目をリンクすることができます。確認申請プログラム(申プロ)に加え、ARCHITREND ZEROで作成した電子申請データの読込にも対応しています。

申請書作成・申請画面

作成した申請書はPDF ファイル化することにより申請書類として申請ができます。その他の図書も申請書と同じフォルダに格納して事前相談ができます。申請を受理することで、NICE 確認検査受付システムに申請データを取り込み、事前受付として登録されます。

今までの正本受領は、申請者による印刷持ち込みや、押印された図書でも、それが審査済みのものかどうか確認する必要がありました。本システムでは審査済み図書に対して機関による印影の押下が可能になり、正本図書に要する確認時間を大幅に減らす事ができます。

申請画面

申請者は機関へ申請している物件を一覧出確認することができます。
さらに物件をドリルダウンすると詳細を確認することができます。
また進捗状況も見えるため、申請者対応中か機関対応中かが、一目で把握できます。
申請の計画変更や検査申請、取下げ、取止めもこの画面から行う事ができます。

申請画面申請画面
質疑応答
質疑応答画面

チャット画面により直感的な操作ができ、対話形式に近いコミュニケーションが図れます。
またファイルの送受信もチャット画面を介して行え、ファイル受信時には物件担当者のメールアドレスへ通知することも可能です。

この機能の大きなメリット

  • 最新のやり取りがすぐわかる
  • 管理者や他の担当者が見ても、時系列が正確に把握できる

メール送信先の登録

チャット画面でのファイル受信時のほか、様々な場面で申請者および機関でメール通知を受けとることができます。

  • 申請データ作成後の申請時
  • 補正などが発生した時の補正依頼と補正後の申請時
  • 正本依頼や審査終了時
  • 審査完了時期や検査予定時期の1 週間前 など
従来の操作と変わらない機関側管理画面
電子申請管理
電子申請データ一覧管理
電子申請管理画面

電子申請物件の検索や、利用者の管理、送信メールの確認ができます。

電子申請データ一覧管理画面

NICE 電子申請から送られてきた申請データの内容を確認し問題がなければ読み込みます。

04フレキシブルな運用

申請者・機関側の双方にとってフレキシブルで利用・管理しやすいシステム構成になっています。
申請者の新規利用開始にあたっては、申請者からの利用申込をシステム上で行うだけで可能です(機関側がシステム上で承認することが必要です)
ログインIDは自動発行でパスワードは申請者自身で管理していただきますので機関側の管理は不要です。
法改正等の対応についてもログイン時に常に最新版で起動するようになっておりますので個別にアップデートするといった対応も不要です。
社員・パートナー管理機能を活用して申請者は物件を自社社員とパートナーと共有することができます。

パートナーへの共有画面

代理者が申請データを作成し、他の設計事務所や工事監理者も同一の物件の申請図書を作成するような場合、パートナー管理機能によって指定した物件を申請単位で共有し、作成依頼をすることができます。
事前に依頼をするパートナーに割り当てられている「共有コード」を確認し、パートナー管理画面から共有コードを入力して依頼を出します。
パートナーが依頼を承認した後、申請者がそのパートナーに依頼する申請データの編集権限を与えるため、限定的に開放することが可能です。

05セコムトラストシステムズとの連携

同社が提供する「セキュアデータセンター(WEBサーバー)を経由してデータの送受信を実施します。そのため、申請者がNICEサーバに直接アクセスすることはなく、またWEBサーバー自体にデータが残ることもありませんので、セキュリティは万全です。

検査予約オプションとの連携

検査予約オプションとの連携で電子申請画面から予約が可能です。 事前に確認申請等を行っていれば、物件データを自動 的に取得し、入力の二度手間を減らす事が可能です。
性能評価・適合証明も電子申請オプションをご利用することで、検査の予約も可能となりデータを関連付けることができます。

電子申請検査予約オプション
電子申請検査予約オプション画面

電子申請画面から検査予約を行う事ができます。
事前に確認申請等を行っていれば、物件データを自動的に取得し、入力の二度手間を減らす事が可能です。
基準法、適合証明、性能評価に限らずあらゆる検査の予約が可能で、ご利用の業務に関連付けることができます。

検査予約地図オプションとの連携

検査予約オプションに加えて検査予約地図オプションと連携することで検査予約の申請から検査員の検査物件割付まで、全てシステム内の処理で行うことができます。

※詳細は『NICE 検査予約地図オプション』をご覧ください。

地図システムと連動でもっと快適に
地図システムと連動

地図システムを導入いただくことで、検査予約の申請から検査員の検査物件割付まで、全てシステム内の処理で行うことができます。

詳細は『NICE 確認検査受付システム 検査予約地図オプション』をご覧ください。

性能評価オプションとの連携

申請データを受理後、性能評価オプションと連携し自己評価書の出力も可能です。
また既存の確認申請データを利用して、住宅性能表示事項及び設計内容説明書の入力補助にも対応しています。

電子申請 性能評価オプション(戸建)
電子申請 性能評価画面

既存の基準法申請データを使用した、住宅性能表示事項及び設計内容説明書の入力補助に対応しております。
申請データ受理後、NICE 確認検査受付システム性能評価オプションへ連携し、自己評価書の出力も可能です。
電子申請 検査予約オプションを利用すれば、申請データを活用して予約データを作成することができます。

適合証明オプションとの連携

申請データを受理後、適合証明オプションと連携し入力手間を省きます。
また既存の確認申請データを利用して、適合証明申請の入力補助にも対応しています。

電子申請 適合証明オプション(新築戸建)
WEB 申請 適合証明画面

既存の基準法申請データを使用した、新築戸建の適合証明申請の入力補助に対応しております。
申請データ受理後、NICE 確認検査受付システム適合証明オプションへ申請データを連携し、入力の手間を省きます。
電子申請 検査予約オプションを利用すれば、申請データを活用して予約データを作成することができます。